5月8日 カリアリ〜ローマ〜東京 Cagliari-Rome-Tokyo [Sardegna]
カリアリ空港は超近代的なターミナルを擁していた。未来へ向けての経済的な発展を吹聴するかのようなターミナルを目の当たりにすると、最初「離島めぐり」のつもりで訪れた旅行者に対し、島と位置づけられることを自ら拒否しているようにも思えた。この時勢を反映して厳しい搭乗チェックを受けた後、アリタリアの国内線でローマへ向かう。離陸する飛行機からカリアリの街を見下ろしつつ、サルデーニャへの名残を惜しみ、コルシカからの旅の終わりを受け入れる。島の東部、人口が希薄なオリアストラ地方のうねる山並みの上空を抜けて地中海に出ると、やはりここでも平らな青い海がローマまで続いていた。
カリアリ都市圏を見下ろす。
ローマの空港に降り立ち、国際線のターミナルへ向かうと、コルシカに渡って以来まるで見ることのなかった日本人を、一気に何十人と目にすることになった。ブランド品の店や免税店のショッピングバッグを持った人々の表情は、おそらく日本の繁華街に買い物に来ている時のそれと何ら変わることなく、毎度のことながら拍子抜けさせられる。そんな人波にまぎれて、ゴールデンウィークも明けた日本へと舞い戻った。
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旅行記はこれでおしまいです。
ローマにて。日本ではまずないだろうが、タラップを使って777に乗る。
まさに777たらしめている巨大なエンジンを間近に見る。
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